〜財務R4のCSV取込をワンクリックにした実体験〜
この記事を読んだらわかること
- Excelマクロの知識がなくても、AIを使えば業務自動化できる理由
- 毎月の「地味につらい作業」をどうやってワンクリックにしたか
- 会計ソフト(エプソン財務R4)のCSV取込を自動化するまでのリアルな流れ
- AIを“実務で使える相棒”にする考え方
Excelマクロ?知ってるけど、できる気はしないよ?
Excel自体は毎日使っている。
でも「マクロ」「VBA」と聞くだけで、正直こう思っていました。
できる気はしないな……
- 勉強コストが高そう
- 一部の“詳しい人”がやるもの
- 下手に触って壊したら怖い
ところが、現実の業務では毎月こんな作業が発生します。
- 店舗別の売上CSVが複数ある
- 現金・カード・キャッシュレス決済が混在している
- それらを手作業で一つのExcelにまとめる
- さらに一か月分の売上仕訳を手入力
しかもこれ、
「紙じゃなくてデータでもらってるから進歩してる」
って扱いなんですよね。
いやいや、
データで資料をもらっているだけで、中身は人力作業のまま。
……冷静に考えて、
これ、今の時代に合った作業じゃないですよね。
「誰かがやらないといけないから、仕方なくやっている」
ただそれだけの理由で、時間と神経を削られている。
そんな状況を、
AIとExcelでひっくり返せるとは、このときはまだ思っていませんでした。

「これ、AIに聞いたら何とかなるんじゃない?」
ある日ふと思いました。
Excelマクロを勉強するんじゃなくて、
AIに作らせればいいんじゃない?聞いたら作ってくれるんじゃね?
やったことは、驚くほどシンプルでした。
- 実際のCSV構造を説明
→ と言っても、クライアントからもらった売上CSVをそのままAIに投げただけ。 - 会計ソフト(エプソン財務R4)の取込ルールを説明
→ これも同じで、財務R4の仕訳取込テンプレート(CSV)をAIに渡しただけ。 - そして、
「さっきのファイルを最終的にこのテンプレの形にしたい!」
と、日本語で伝えるだけ。
VBAの文法?
一切覚えていません。というか、正直言うと知りません(笑)
専門用語で説明する必要すらありませんでした。
もちろん、一発でうまくいったわけじゃない
正直に言うと、トラブルは普通に出ました。
- 実行エラー「6(オーバーフロー)」※意味不明
- CSVにはマクロが保存できない問題 ※原因不明
- 取り込みテンプレがExcelじゃなくCSVだった問題 ※素人丸出
- ヘッダを後付けしていたせいで列認識がズレる問題 ※いらん事しがち
でも、そのたびにやったことは同じです。
エラーメッセージを、そのままAIにコピペする
すると、
- 「この部分が原因です」
- 「ここをこう直してください」
と、かなり具体的な修正案が返ってくる。
素人的には修正もやってほしいので、
「修正した状態で全部もう一回書き直して」って言います笑
そうしたら文句も言わず、ささーっと書き直してくれます。
それを、マクロを書き込むところにコピペするだけ。
このマクロ書き込むところも、どこにあるか教えてくれますw
体感としては、
「隣で優秀な部下が一緒にデバッグ(たぶん修理とかの意味)してくれている」
そんな感じでした。

ワンクリックでやっている処理
最終的に完成したマクロでは、
ワンクリックでマクロを起動しあとは指示に従って
ボタンを数回クリックするだけ。
ファイル選択までしちゃえば残りの処理をすべて自動で行っています。
- 財務R4の仕訳取込テンプレ(CSV)を選択
- A店の売上CSVを選択
- B店の売上CSVを選択
- 店舗別・決済別に自動で仕訳を作成
- 科目コードを「科目+補助科目」に自動分解
- 消費税コードを自動で付与
- 同じ決済データが二重計上されないよう自動で防止
人がやるのは、
ファイルを順番に選ぶだけ。
あとはマクロが勝手に仕訳データを作ってくれます。
それをソフトで取り込んで、はい、おわり!もちろんチェックはしますよ!
VBAを「勉強」した感覚は、正直ありません
ここが一番伝えたいところです。
- VBAの本は読んでいない
- 文法を暗記していない
- 「マクロってすごいらしいね」って状態からスタート
それでも、
実務で使えるマクロは完成しました。
AIとの付き合い方のコツは、
AIを「勉強相手」ではなく
「一緒にマクロを組んでくれる相棒」として付き合う事。
だと思っています。専門家の友達に頼むと思って気軽にお願いしてみましょう。
AIで業務効率化するコツは「聞き方」
今回わかったことをまとめると、
- 抽象的に「自動化したい」と言わない
- 実際の業務フローを、そのまま説明する
- エラーは隠さず、そのまま投げる(めっちゃ明るく直しの対応してくれます。)
- 完璧を求めず、直しながら作る
これだけで、AIは十分“戦力”になります。専門知識がなくても。
まとめ:AIは魔法じゃない。でも、ちゃんと使えば武器になる
AIを使えば、何でも一瞬でできる。
……そんな魔法みたいな話ではありません。
でも、
- 毎月同じ手作業を繰り返している
- ミスが怖くて神経をすり減らしている
- 効率化したいけど、勉強する時間はない
こういう人にとって、AIは現実的で強力な選択肢になります。
Excelマクロが苦手だと思う人ほど、
一度AIに聞いてみてほしい。
「この作業、ワンクリックにできる?」
意外と、道は開けます。
【追記】
マクロの全体が知りたい方には無料でお伝えしますので、
問い合わせフォームからご連絡ください(^^♪

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