
簿記論に合格しました。
合格率 11% の難年度という地獄環境の中で、何とか突破。
財務諸表論は「なぜ受かったかわからなかった」のに対し、
簿記論は 手ごたえがあった。
だからこそ、この4か月は本当に苦しかった。
僕にとって初めての
「自信を持ちながら4か月待つ」という経験 だったからです。
この記事では、
- 試験直後の手応え
- ボーダー判定
- 発表までの地獄の4か月
- 後悔したこと
- 来年(国税徴収法)の戦略
- 未来への宣言
をまとめました。
同じ受験生の誰かの力になれば嬉しいです。
■ 試験直後の手応え
※詳しくは過去記事でもまとめています。

僕は“自分のルーティン”として、
第三問 → 第一問 → 第二問 の順番で解きました。
● 第三問
見たことのない出題形式でした。
でも、すぐに切り替えてロジックを組み直し、
落ち着いて解き切ることができた。
今年の勝負はここだったと思います。
● 第一問
「15点は取りに行く」つもりが、想定よりできず。
ここは反省点。
● 第二問
小問①は潔く飛ばした。
結果的にこれが正解ルートだったと思います。
● 自己採点(大原基準)
- 第一問:10点
- 第二問:10点
- 第三問:38点
合計:58点(ボーダー+3点)
自己ベストでした。
運も実力も、今年はすべて味方になってくれた。
■ 予備校4校のボーダー判定
- 大原:+3
- TAC:+2
- ネットスクール:+1
- LEC:ぴったり
客観的には十分すぎるほど“勝ち側の位置”。
でも、僕は安心できませんでした。
その理由は明確に3つありました。
■ 全校クリアしても不安が消えなかった理由
① ボーダー超えの経験がなかった
今までずっと「ボーダー割れ」側の人間でした。
だから “ボーダーを超えた自分” を信じられなかった。
② 合格確実点を超えられなかった悔しさ
合格圏内なのに、
合格確実点には届かなくて、それがずっと刺さっていた。
結果的には
“+3点が十分合格レベル”
だったんだけど、当時の僕には受け止められなかった。
③ 相談できる受験仲間がいなかった
孤独でした。
不安を共有する相手もいない。
SNSを見れば不安が増幅するだけ。
客観的には大丈夫なのに、主観は真逆。
■ 発表直前の僕:正直、地獄だった
振り返ると、完全にメンタルが崩壊していました。
- AIに合格可能性を何度も質問(ムダ)
- ボーダー超えで受かった人の記事をあさる
- 逆にボーダー超えで落ちた人の記事も探す
- 仕事に集中できない
- SNS検索依存
- 前日は胃が痛い
- “自分だけ傾斜配点で落ちる説”を作り上げる
- ゲームの楽しさすら感じなくなる
どれも理屈では「ムダ」だとわかっていたのに、
止められませんでした。
同じ経験をした人なら、この気持ちが絶対にわかるはず。
■ こうすればよかったと思うこと(後悔)
合格できたからこそ言える、反省点があります。
① 試験後も勉強習慣を継続すべきだった
- 国徴の暗記
- 簿記論の要点チェック復習
発表までの4か月、完全に手が止まりました。
本当はもっと“積み上げ”ができた期間でした。
② 専門学校の再受講をもっと早く決断すべきだった
国徴は自己採点で“落ち確”だったのに、
淡い期待で動けませんでした。
8月末から再履修していたら、
来年の戦いはかなり楽になっていたはず。
③ SNSは削除すべきだった
SNSは毒でした。
情報ではなく 不安 だけ増えた。
頭も疲れるし、メンタルも削られるだけ。
④ 受験中の良い習慣をやめてしまった
- 瞑想
- アクティブリコール
- SNS断ち
- 早寝
これらは僕の“勝ちパターン”だったのに、
自分から手放してしまった。
合格発表までは、ルーティン維持が大事。
■ 今後の作戦:ここから2年で税理士資格を取り切る
簿記論に合格した瞬間、
進む道が完全に固まりました。
▶ 来年:国税徴収法に全力
● 職場に仕事量削減をお願いする
勉強時間は“環境”で作る。
● 毎日3時間の学習時間を死守する
1日3時間 × 10か月 = 約900時間。
これが「凡人である僕」の合格ライン。
● 暗記法を工夫し続ける
国徴は暗記量がすべて。
アクティブリコール・音声復習・Notion活用などを駆使する。
自分に合った暗記法をたくさん試す。
● 1月開講の専門学校を受講し、常に上位を狙う
- 小テスト毎回満点
- 模試は上位20%以内
- 復習は翌日までに2周
ここまでやれば国徴は取れる。と信じて頑張りますw
▶ 再来年:大学院 × 実務→残り2科目免除
● 税理士事務所で実務を積む
大学院の学びにもリンクする(はず)なので一石二鳥。
● 仕事と大学院は両立必須
家族もいるので、収入をゼロにはできない。
現実的なバランスで進めていく。
● 官報合格は捨てる
2年かけて確実に2科目免除を取りにいく。
家庭・仕事・人生のバランスを考えた上での最適解。
資格の取り方よりも、資格を取ること、税理士になることを最重要視していく。
■ 最後に
6回目の受験で、ついに簿記論を倒すことができました。
税理士試験は、
諦めない限り積み上がり、確実に実力がつく試験です。
色んな体験記やブログで目にしてきた言葉でしたが、本当でした。
合格率11%の年に受かったことで、
自信が一段階上がりました。
勉強に臨むモチベーションも異次元です。
ここで宣言します。
来年の国税徴収法で、僕は税理士試験を終わらせます。
今年卒業された皆さん、本当におめでとうございます。
そして来年も受験する皆さん、
僕と一緒に、最後まであきらめずに戦いましょう。
PS.
簿記論の勉強法で思い出したことがあれば、
また記事にしていこうと思います(^^)

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