「自分でアプリを作ってみたい」と思ったことはありますか?
私は飲食店・小売店向けのシフト管理アプリを作りたいと思っていました。でも、エンジニアじゃない。コードは書けない。どうする?
答えはシンプルでした。AIに全部聞きながら作る。
この記事では、私がAIアシスタント「Claude」を使ってシフト管理SaaS「Shift Lite」を作り、さらにX(Twitter)の投稿まで全自動化した体験を書きます。
なぜ作ろうと思ったか
飲食店オーナーや小売店の知人から、よくこんな話を聞いていました。
「シフト作成、毎月ほんとしんどい。スタッフの希望集めて、調整して、LINEで送って……。2〜3時間は余裕でかかる」
市販のシフト管理アプリはある。でも「人数が増えると月数万円」「機能が多すぎて使いにくい」と使われなくなるパターンが多い。
シンプルで、無料で、スマホだけで使えるアプリがあればいいのでは?
それが「Shift Lite」の出発点です。
作ったもの
Shift Lite(https://shiftlite-app.web.app/lp.html)は、小規模店舗向けのシフト管理Webアプリです。主な機能はこちら。
- シフト管理:スタッフがスマホから希望申請 → オーナーが確認・反映
- 勤怠管理:キオスクモードでタブレット打刻対応
- 給与計算:勤怠データから自動計算(残業・深夜割増あり)
- 有給管理:付与・使用・残日数を自動管理
- AIシフト自動作成:Claude AIが希望データを読んで最適なシフト案を提示(月980円の有料オプション)
これを完全に無料・人数無制限で使えるようにしました(AIシフト機能のみ有料)。

どうやって作ったか
正直に言います。私はコードが書けません。
でも、AIアシスタント「Claude Code」に話しかけながら、一緒に作りました。
こんな感じのやりとりを繰り返しながら。
私:「スタッフが希望申請できる画面を作って」
Claude:「わかりました。Firebaseを使ってこう実装します……」私:「あ、申請した後に確認画面が欲しい」
Claude:「では、こう修正します」
プログラムの知識がなくても、「こういうものが欲しい」という意図を伝えるだけでコードが生まれていく。
技術的に使ったものは:
| 技術 | 役割 |
|---|---|
| Firebase | アプリの基盤(データベース・認証・ホスティング) |
| JavaScript | 画面の実装 |
| Stripe | 決済連携(月980円プラン) |
| Claude API | AIシフト自動作成・記事生成・ツイート生成 |
でも、これを選定したのもClaudeです。私は「何を使えばいいか」もAIに聞きました。
ハマったこと・失敗談
順調だったわけじゃありません。特に印象的な失敗を2つ。
X APIが突然有料になっていた
SNS自動投稿を実装しようとして、最初はMake(自動化ツール)を使おうとしました。でも調べると、Make.comのX連携は2025年4月に廃止済み。
次に直接X APIを叩く方法に切り替えたら、今度は402エラー。
「CreditsDepleted:クレジットが不足しています」
X APIは2026年時点で完全従量課金制になっていて、1ツイートに$0.20かかる。無料枠はもう存在しない。
事前に調べずに進めてしまった反省点でした。5ドルのクレジットを追加して解決しましたが、「最新情報は必ず先に調べる」と学びました。
セキュリティの大切さを改めて認識
API keyなどの機密情報は、チャット画面に貼り付けてはいけない。Firebase Secret Managerで安全に管理する方法をClaudeに教わりながら実装しました。
完成した自動化の全貌
現在、以下がすべて全自動で動いています。
Xへの自動投稿(週4回)
- 月・水 09:00:Claude が自動でツイート文を生成 → 自動投稿
- 金 20:00:3ツイートのスレッド形式で自動投稿
- 日 20:00:単発ツイートを自動投稿
note記事の自動生成(週1回)
- 毎週日曜08:00:ClaudeがSEO記事を自動生成 → Firebaseに保存 → 手動でnote.comに投稿
すべてFirebase Functionsというサーバーレス環境で動いており、サーバーの管理は不要。コストも月数百円程度で収まっています。

かかったコスト(月額)
| 項目 | 月額コスト |
|---|---|
| Firebase(Sparkプラン) | 無料 |
| Claude API(ツイート生成・記事生成) | ~$1程度 |
| X API(週4回×URL付きツイート) | ~$3.2(約480円) |
| Stripe手数料 | 決済時のみ発生 |
| 合計 | 約500〜600円 |
アプリ本体の維持費はほぼゼロ。自動化込みで月600円以下で運用できています。
やってみてわかったこと
AIがあれば、非エンジニアでも「本物のサービス」が作れる。
ただ、AIは魔法じゃないです。
- 意図を正確に伝える言語化能力が必要
- エラーが出たときに焦らず状況を整理する力が必要
- 最新情報は自分でも確認する習慣が必要
AIは「優秀な実装者」ですが、「何を作るか」「なぜ作るか」は人間が考える。その部分の重要性を、改めて実感しました。
最後に
Shift Liteは現在、無料・人数無制限で使えます。
シフト管理・勤怠管理・給与計算・有給管理をまとめてデジタル化したい小規模店舗のオーナーさんに使っていただければ嬉しいです。
👉 Shift Liteを無料で試す →
https://shiftlite-app.web.app/lp.html
「こんなアプリを作りたい」「AIを使って何かを作ってみたい」という方の参考になれば幸いです。
この記事はShift Liteの開発・運用体験をもとに書いています。

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